2007年 3月 20日 石垣島大田海岸に座礁したサワラクイルカ



経緯

場所は、石垣島の中部にあり、東シナ海側に面し、北西に開いた湾の大田海岸。
北よりの風が吹く、大潮の日の朝の満潮時、波打ち際に1頭のイルカが横倒しとなり、打ち上げられていた。
付近に住んでおられる住民の方が発見。

座礁鯨類測定データ No,070320
座礁発見日時 2007年 3月 20日 08:30  
座礁した場所 石垣島大田海岸    
発見者 糸山さん 連絡先  
調査日時 3月20日 14:00    
種類 サワラクイルカ    
座礁した頭数 1頭 見掛けられた頭数
状況 大潮、満潮時の朝8時過ぎ、波打ち際に横倒しで打ち上げられているイルカを報告者が発見。
メールにて連絡あり。メール確認後すぐに現地へ向かう。
外傷は見られず、死因は不明。
大きな入り江で、栽培漁業センター北側。湾入り口に定置網あり。
昨夜来の北よりの風で漂着した模様。
 
体長 250
(種の標準) 2.0-2.6
ヒゲ又は歯 左右各35-41(上-下)
ダルマザメ咬傷痕 完治したもの以外なし
尾ビレの状態 正常(傷なし)
傷の有無 目立った外傷なし
眼球の状態
定置網の有無 あり
河川の有無 山裾で浜の下にしみ出し
近くに小さな河川あり
地形 入り江
その他 胃内容物あり
体測データ  
先端〜尾ビレ中央 250
先端〜口角 4.5
先端〜呼吸孔
先端〜目 34
先端〜胸ビレ手前付根
先端〜背ビレ先端 130
先端〜生殖孔
先端〜肛門
背ビレ基部幅 30
背ビレ高さ 17
胸ビレ長 27.5
胸ビレ最大幅 56
尾ビレ幅 16
胴半周(背鰭の後ろ) 58
※先端とは上顎・下顎・頭部のうち最突出部
単位はcm

・尾ビレ中央に重なるようにわずかな切れ込み。
・ダルマザメ咬傷跡がなく、傷も少ないことから、死後あまり時間がたたずに漂着、または、座礁後に死んだという可能性もある。
・頭部は、シワハイルカのおでこ部分少し膨らませたような形。バンドウイルカよりも吻先が短い。


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