2002年8月16日 石垣市大浜海岸に漂着した鯨類の死骸について

種:オガワコマッコウ (コマッコウの可能性あり)
(胸ビレの形状、上顎に約26本の歯が存在していた形跡があることからオガワコマッコウと推定)
成獣。全長:約2.3m(推定)、体重約200kg(推定)
雌雄判別不可能。
歯:上顎約26本,下顎30本(細く尖った円錐形,長さ20〜25mm)。
胸ビレ以外のヒレは確認不能。
 
発見時・発見場所の状況

天候:晴れ、風向・風速:東南東4-6m、波高:0.5-1m
旧暦7/8(小潮)、 満潮:00:17(167cm),14:07(134cm)
            干潮:07:31( 69cm),14:07(134cm)
はり出したサンゴ礁礁湖部に浜まで続く切れ込みのある地形。
   
14:00 地元大浜の住民が散歩中に波打ち際に漂着している死骸を発見。
 警察と消防に連絡。
14:30 消防署員が到着。
 近辺を通りかかったD&W救援プロジェクトメンバーが死骸 の状況を確認。
死後数日経過し、内臓が露出、肋骨が折れ、背骨が折れ曲がっ た状態。原形が判断不能であったが、胸ビレ、頭部の形から鯨類と 判明。種は不明。

発見者に事情聴取中、近くにいた別の地元住民が「午前中、釣りを していた時、その遺骸が漂着場所から沖に約150m地点へ漂着して いるのを目撃していた」とのこと。

発見場所に遺骸を埋設。
撮影後、海洋博記念跡水族館に写真を提出し、種の判断を依頼。
オガワコマッコウ(コマッコウの可能性あり)の見解。

浜から外洋向きに(東南東向き)

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