イルカ&クジラ救援プロジェクト
地球の環境をみんなで良くしよう!


”少しずつ、みんなが理解して気をつけること”
そうすると、地球もそこに生きてる仲間達も、私たちも楽しく元気になるんだよ!


ひょうはくざい さっきんざい
漂白剤・殺菌剤はできるだけ使わないようにしよう。


・ゴミや残飯、家庭からでる生活排水などは最後は海に流れて行きます。
・もし、そのまま海に流れて行ったら、海はすぐに汚くなり、ゴミだらけになるよね。
・でも、海はきれい?!ですよね。
・それは、家から海に流れこむ間の排水路、ドブや川に、汚れや害になる物を食べてキレイにしてくれる生物や
 バクテリア(目に見えないぐらい小さい生き物)がたくさんいるからなんです。
・海にいる貝や、カニ、ナマコ、プランクトンなんかも同じように水をきれいにしています。

・だけど、みんなの家で使っている洗剤、トイレをキレイにするもの、殺菌剤や漂白剤など、私たちの周りをキレイ
 にしてくれるものは、そんな生物にとっては毒になります。
・それらをいっぱい使うことにより、その生物たちはどんどん死んでしまい、汚い水やゴミをキレイにすることがで
 きなくなります。
・そうすると、海に生きてる仲間たちは汚れた中で生活することになり、病気になったり、死んでしまいます。
・その病気の魚を食べて、私たちも病気になったり、魚を食べられなくなったりします。
・私たちは魚以外にもいっぱい食べるものがあるから、それほどこまらないかも知れませんね。
・だけど、イルカ君たちは、魚しか食べられないんです。

・今は、どんどんゴミが増え、川や海が汚れていき、キレイにしてくれる生物たちがいなくなってきています。
・少しでも汚れていくのをへらすためには、私たちの体や家がキレイにするものを使う量をへらすこと。
 必要以上には使わないこと。そして、手間をかければ使わなくてもすむものは使わないよう努力すること。
・それと、食べものを残さないこと!
・食べ物は私たちにとって栄養になるけれど、それが川や海に流れていくと魚たちが住めなくなります。
・みんなが少しでも理解して、行動すれば、地球もみんなも、ともに生きる生物も楽しく元気になれるんだよ!

 【考えてみよう!】
  ○他にはどんな生物が、水やゴミをキレイにしてくれるのか考えてみよう。
  ○他にはどんなものが、私たちや生物にとって害になるのか考えてみよう。
  ○昔のゴミと今のゴミはどうちがうんだろう?   

※ここから探せるよ。
   http://www.eic.or.jp/ecolife/index.html
   http://www.ricoh.co.jp/ecology/ecotoday/05/index.html
   http://www.wnn.or.jp/konet/tutor/syakai/syakai.html
   http://www.ecology.or.jp/9710/earth.html
   

特に、白や透明のゴミぶくろはすてないで!
・海ガメやマンボウ、イルカの仲間や魚の中には、クラゲを食べているものがいます。
・白やとうめいのビニールなどでできたゴミ袋は水面にうかんでいるとクラゲそっくり。
・彼らは、そのビニールぶくろをクラゲとまちがえて食べてしまいます。
 (最近では、胃の内容物からは各色のゴムやプラスチック類もみつかります)
・見たこともないそれらのものに興味を持ち、食べてしまうこともあるようです。
・クジラはオキアミや小型の魚の群れを海水ごといっきに口の中にとりこみ、こしとって
 食べています。
・もし、その周囲にゴミがあると、それもいっしょに飲みこんでしまいますよね。

・彼らがそのゴミ袋を食べると、消化されずに体の中でつまってしまい、病気になったり
 死んでしまうことがあります。
・マンタやジンベイザメ、鳥、カメ、魚たちもまちがえて食べてしまい死んでしまうことが
 あります。
・ゴミを捨てないだけではなく、風でどこかに飛んでいってしまわないように注意しましょう!

どうしてますか?!
○カレーやシチューなんかを食べるとき、パンがあったら1枚(切れ)いっしょに出しておきましょう。
 カレーを食べ終わったら、お皿に残ってるカレーをパンできれいにふき取って食べてしまうと良いよね。
 残さず栄養になり、自然を汚すこともなくなります。
○お湯を流しに捨てるときは、お湯の熱でその先に住んでる微生物を殺さないためにも水を流しながら捨て
 ましょう。
○皆さんはトイレの掃除どうしてますか? まさか、トイレの水がブルーって事はないですよね!
 できれば有害になる物質は使いたくないですよね。
 もし、1月に1回の掃除ならば、1〜2週間に1回に増やすだけ。それだけでブラシ等でこするだけでキレイ
 になりますよ。
 また、水洗トイレの場合、大きいのをする前にほんの少しの水を流し、そこにトイレットペーパーを20cmほど
 便器にひくと汚れが付着しなくなりますよ。
○普段の汚れぐらいなら、洗濯洗剤、石鹸を使わないで、重曹(ジュウソウ)を使うのもオススメ。
 汚れのひどい部分は、液体洗剤をその部分に少しつけてこすればだいじょうぶ。
○飲み干した乳酸菌飲料の容器は水できれいに洗い、洗った水はそのまま下水に流しましょう。そして、その
 容器はリサイクルに。
○歯みがき粉は1回歯をみがくのに米粒ぐらいで充分。歯や体、環境にもやさしくね。
 毎日、歯みがき粉を使わないで、塩やニガリで歯をみがくのも良いようです。
○昔とちがい、現代はゴミの質がかなり変わってきていますよね。そのままでは自然に還らないゴミも多くなっ
 てきています。
 タバコのフイルターも化学合成のアセテートです。灰皿や捨てるところがなかったら、せめてフィルターの部分
 だけでも、ちぎって持って帰るといいですね。

○クレジットカードなどを使ったらポイントが付くけど、いつも中途半端で気に入った商品をもらえない!で、その
 ままポイントが期限切れ!ってもったいないことになる前に、少ないポイントはユニセフや自然保護団体などに
 寄付をしましょう!せっかく貯まったポイントをそのまま捨てないで!!

○間違ったことをして、それに気が付いたら、それを修正・補うかではなく、対処できるあいだに(出来るだけ早く)
 元に戻すことを考えるべきではないでしょうか?
 (自然の秩序を乱してしまい、天災や人災が起きた場合、自然の秩序を取り戻す方法を考えるるべきではない
 でしょうか...)

自然は、私たち人間には計り知れない秩序と回復力を持っています。
ただし、人間の社会、経済活動がそれを越えて破壊し続けない限り。。。
 

大事な命

日曜のゴールデンタイムに放送されている動物番組で、「沖縄県石垣島に誰かが放したグリーンイグアナが繁殖をはじめ増えつつある。このままだとその土地にもともと住んでいる動植物が影響を受け、生態系が変わってしまう。それを守るためには、グリーンイグアナを捕獲し、殺すしかない」と、放送された。
ほんとうに、それが正しいのでしょうか。
私は、その言葉に驚きと怒りを感じました。
この番組は、たくさんの子供たちが見ています。そのイグアナは、私たち人間の身勝手でこの地に無理矢理連れてこられ、本来生きてきた環境ではない場所でも懸命に生きようとしています。もちろん、自然に生きる動物にとって、それは当然のこと。
勿論、もし、その動物を放った場合、どうなるかぐらい誰でも最初から容易に想像がつきますよね。
勝手に連れてこられ、その地に適応しようと懸命な動物を、また人間の都合で殺されなければならない。
本来なら、彼らがもともと住む環境に連れ帰すことが、無理矢理連れてきたものが行うのは当然のことなのではないのでしょうか。
もちろん、それには手間も費用も掛かる。しかし、この地に連れてきた時に、繁殖しないようにするなり、それに対する何らかの対策を立てなかった人間の側に、それだけの責任があるのではないでしょうか。
イグアナだけでなく、マングース、クジャク、アフリカマイマイ、カエル、魚類などたくさんの生物が人間の都合で連れてこられ、
環境に適応し、繁殖し増え始めるとその人間によって駆除される。
そして、更にはその地の環境バランスを崩したがために、または自然による環境変化で、ある種の動物が増えると、在来種であっても駆除されたり、間引きさせられたりすることとなる。

 人間にとって役にたたないように思える生きものでも、地球にとってはとても大切なものです。
 今、考えると人間が一番地球にとって役にたたない生きものなのかもしれませんね。

 そして、動物を殺したり絶やすのは私たち人間にとってはすごく簡単なこと。
しかし、その亡くなってしまった命を生き返らせるのはいくら努力をしても人間にはできない。

 この地球に生きる生物はクサリのようにつながっています。
(「食物連鎖」・「ガイア説」で調べてみましょう!)
もちろん、人間もその中に生きるクサリの1つのはずです。
そのクサリを断ち切ると、大きく円を描いたそのクサリの輪はバラバラになり、自然の秩序(決まり)保てなくなります。
この地球に必要のない命などけっしてありません。
それなのに、、、今、そのクサリが所々で切れかけています。
少しでも、私たちの力でそれを修復できるように努力することが大事なことではないでしょうか...。


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